秋川牧園
2016年06月09日
お肉などの畜産物は原料から検査!秋川牧園の徹底した放射能対策で安心
3.11の震災によって、放射能の危険性は残念ながら、身近なことになってしまいました。家畜用飼料についても、暫定許容値が見直されるなど、国も関わる大きな対策が用いられ、安全な食環境を得るための工夫がさまざまなところで現在も行われています。日々の生活の中で、放射能の心配をすることも増え、食の安全性にも敏感になっていることがありますね。
これは、東北近辺にとどまらず、日本全体で心配されていることでもあるでしょう。食べ物と放射能の心配では、内部被ばくの可能性が挙げられますが、詳しい知識があると、対策方法を読んだ時にもわかりやすくなり、やみくもに心配や不安を抱えずに済むこともありますので、放射能にまつわる知識も身に付けておくと役立ちます。秋川牧園でも放射能対策が行われていて、食の安全につながっていますので、どのような対策を行っているのかを具体的に見てみましょう。
秋川牧園と放射能対策について
秋川牧園は山口県にありますが、放射能対策には重点をおいて、しっかりと検査しています。放射能拡散をできるだけ防ぐために工夫された取り組みがありますので、ポイントをおさえて見ていきましょう。畜産物は、飼料から取り込んでしまうおそれがありますので、飼料から気を付けることが大切になりますが、秋川牧園では、こうした飼料の原料にも注目して対策を行っています。鶏、鶏卵、豚、牛、などは、肉や卵だけでなく、飼料の両方を検査していますので、このようなダブルチェックも安心につながるポイントですね。
また、農場から出荷された生産物もタイミングを工夫しながら検査していて、秋川牧園で生産されていない商品にも視点を当てています。放射能の検査だけにとどまらず、食の安全と安心を得るために、食のリスク管理などを通して、できる限りの取り組みをしていますので、徹底した取り組みについての説明も参考にしてみましょう。加えて、放射能対策として新たな取り組みもスタートされました。全植たまごや全植若鶏というブランドは、魚粉や肉骨粉、などを使わず、植物性の飼料で育てられていて、産地が特定しやすい原料の飼料で育てる取り組みなども工夫されています。
どうやって放射能検査をしているの?
放射能検査を行う上で秋川牧園の利点とな
っていることの一つに、放射能検査ができるシステムを持っている、ということがあります。自社検査室には、専属の検査員さんがいますので、専門的に検査を行ってもらうことができるでしょう。検査には、放射能測定器を活用して行っていきますが、具体的には、セシウム134とセシウム137の検査ができるようになっています。とはいえ、何から何まで時間をかけて徹底的に検査を行うのは、たとえ自社の設備でも難しいことがあるでしょう。そのため、より効率よく検査を実施できるように、より多くの検査を行うための工夫や、検体によって時間を調節するなどの工夫も行われています。
家畜に与える飼料は、徹底的に秋川牧園で検査を行っていますが、月に1回は外部の検査機関で検査してもらう方法も合わせて取り入れられています。外部では、ゲルマニウム式計測器で検査を行うようになりますが、これによって、さらに詳しく調べることができますので、より安全面でのメリットにつながっていくでしょう。
放射能検査の結果が知りたい時は?
秋川牧園のホームページでは、放射能検査にまつわる詳細だけでなく、具体的な検査結果も掲載されています。随時更新されていて、細かい数値などを確認することができますので、内容を詳しく知りたい時には参考にしてみましょう。検査方法、測定結果、検出限界値などの詳しい数値が書かれています。
また、カテゴリについても、鶏卵配合飼料、若鶏配合飼料、豚肉配合飼料、乳牛配合飼料、鶏卵、牛乳、若鶏ムネ肉、黒豚ロース、和牛モモ、などのようにわかりやすく書かれていますので、どんな検査を行っているのもスムーズに理解できるでしょう。