秋川牧園
2016年05月31日
安心・安全でナチュラルな風味の卵と鶏肉!秋川牧園の全植シリーズへのこだわり
秋川牧園は、取り扱っている食材のおいしさと全国対応という便利な点から、多くの人に愛用されています。秋川牧園では、よりおいしくて安全な食材を作るべく、畜産物の飼育方法にさまざまな工夫を凝らしています。中でも、全植(全植物性飼料)という秋川牧園独自の飼料は、畜産の世界ではとても斬新で画期的な方法であり、とても注目されています。
全植シリーズとは?
「全植」とは、鶏に植物性のえさを与えることです。これまでは、鶏は動物性たんぱく質が含まれているえさを与えなければならないと考えられてきました。そのため、大豆などの植物性たんぱく質だけでなく、魚の残滓を食べさせていた時期もありました。1960年代になると、農家養鶏から企業養鶏に移行する過渡期に入り、飼料も変わっていきました。これまではそのまま与えていた魚の残滓を、加熱して粉砕した魚粉を鶏の飼料として与えるようになったのです。
魚の残滓は、飼料としてとても重宝されてきましたが、飼料は産卵する卵の味に大きな影響を与えるため、魚の残滓を与えていた時期には、魚臭い卵ばかりでした。また、魚の残滓は腐敗しやすく管理が難しいため、悪臭など衛生面でも問題が起こるようになりました。さらに、魚は川から海へ流れ出した農薬や工業排水などによって汚染されている可能性も否定できません。汚染された魚を原料に作られた魚粉を食べて育った鶏が作り出した卵は、当然これらの汚染の影響を受けている可能性があります。
その後畜産業の拡大とともに、新たな資料として牛や豚・鶏の肉骨粉を使われるようになりました。今では、スーパーマーケットなどで売られている卵を作り出している鶏や、鶏肉となるブロイラーには、この肉骨粉が飼料として与えられています。しかし、肉骨粉は、BSE(狂牛病)の問題や、牛の肥育に使う際の女性ホルモンの人体への影響など、さまざまな懸念点があるのです。このように、動物性たんぱく質を食べることによるさまざまなな負の連鎖を断ち切るべく、秋川牧園では、安全で良質な植物でできた資料を与えることにこだわっているのです。
全植にすることで得られるもの
秋川牧園の植物性飼料は、以下のような点にこだわっています。
ポストハーベスト無農薬
秋川牧園の飼料の大部分をしめているのが、トウモロコシです。このトウモロコシは、ポストハーベスト無農薬のものです。ポストハーベスト無農薬とは、収穫後に農薬を使用しないことです。これによって、農薬による卵や鶏肉への影響を最低限にまで抑えることができます。
非遺伝子組み換え
飼料に使っている植物は、すべて遺伝子組み換えをしていないものです。より自然のものを与えることで、卵や鶏肉も本来の味や成分を保つことができるのです。
自給飼料の生産
秋川牧園では、飼料として使う飼料米や、牧草を自分で育て自給しています。こうすることで、より飼料の品質管理を徹底することができるのです。
これらのような全植を徹底することで、卵は臭みがなく、鮮やかでありながら自然な黄色に、肉は臭みのない良質な油を蓄えた肉質に、牛乳はあっさりとしていながらコクのあるものになります。また、動物性飼料と比べて植物性飼料は匂いが少なく管理がしやすいため、衛生的な環境を保つことができます。味も品質も良い秋川牧園の食材の秘密は、全植にあるといえます。
まとめ
これまでの常識を常識とせず、問題にきちんと向き合っているからこそ、全植という新しい飼料を生み出し、さらにおいしく質の良い食材を作ることに成功している秋川牧園。この食材は本当に安全なのか?と疑問に感じたときには、秋川牧園を利用してみると、納得できるかもしれません。