ネットスーパーの知恵袋
2016年02月03日
ネットスーパーで医薬品を注文するときの注意点まとめ
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インターネットを通じて購入した物を自宅に届けてもらうことができる「ネットスーパー」。重いものやかさばるものなどを玄関先で受け取ることができるので、小さなお子さんがいるご家庭や足腰の弱い高齢の方などに利用されています。
そんな便利なネットスーパーでは、近年、医薬品も購入することが可能になりました。急に寝込んでしまった時や、仕事の都合でドラッグストアの営業時間内に出向けない方にとっては、とても便利なサービスですが、気をつけなければならない点がいくつかあります。どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。
目次
購入できる医薬品が限られている
医薬品と一言で言っても色々な種類があります。その中でネットスーパーを利用して買うことができる医薬品は限られています。ネットスーパーで購入することができるのは「一般用医薬品」と「医薬部外品」となっています。
一般用医薬品とは?
一般的な薬局やドラッグストアで販売されている医薬品を「一般用医薬品」と言います。医師の処方箋がなくても購入することができるもので、「大衆薬」や「市販薬」「OTC医薬品」とも呼ばれます。
医薬部外品とは?
医薬品と化粧品の間に分類されるものです。ゆるやかではあるものの、それを使用することで何らかの効果が得られるものの多くが医学部が遺品に分類されています。具体的には、入浴剤や薬用化粧品・殺虫剤・ドリンク剤などが医薬部外品となっています。
また、一般的な薬局・ドラッグストアと同じように全てのネットスーパーで全種類の医薬品が購入できるわけでもありません。品揃えは店舗によって異なりますので、自分が購入したい薬が取り扱われているのかどうかを確認しておく必要があります。
種類によって購入できない医薬品がある
薬剤師がいないと購入できない医薬品
最近は薬局やドラッグストアでも、店頭に白衣を着た薬剤師が常駐しています。それは、薬剤師を通さないと購入できない医薬品があるからです。対象となる薬は、薬事法という医薬品に関する法律によって、「第一類医薬品」に分類されているものになります。店頭では対面で薬剤師による説明が行われますが、ネットスーパーでは対面による説明ができません。
そこで、ネットスーパーでは担当の薬剤師が電話やメールで購入者に対して薬の説明を行った上で、薬を販売するようにしています。これらの対応についてもネットスーパーによって異なっていますので、事前に確認をしておく必要があります。万が一、電話による薬剤師の説明に応対できなかったりすると発送をしてもらえないこともありますので注意が必要です。
一定数以上は購入できない医薬品
濫用の恐れのある薬として、厚生労働大臣が指定した薬や薬事法で「指定2類医薬品」に分類されている医薬品は、購入できる個数が限られています。ですから、いつも飲んでいる薬で買い置きをしておきたいという薬でも、個数制限の対象になっているとまとめ買いをすることができないことになります。それだけその薬にリスクがあるということですから、必要な時に必要な分だけ購入するのがおすすめです。
薬の飲み方・飲み合わせについては自己責任
ネットスーパーで医薬品を購入した後、実際に薬を服用する際にはきちんと容量・用法を守る必要があります。これは薬局・ドラッグストアの店頭で医薬品を購入した際にも言えることですが、間違った服用をして体調が悪化することがあっても本人の責任になるということです。病院などで処方してもらった薬との飲み合わせなどには、充分な注意が必要となります。
病状の自己判断・思い込みは禁物
外出することなくネットスーパーで医薬品を購入できることは、とても便利なことです。ですが、自分で病状を判断し「市販薬を飲んでいれば大丈夫」と思い込んでしまうことは危険です。市販薬を服用しても症状が改善されなかったり、いつもと違う症状が出たりした場合は、きちんと病院で医師に診てもらうようにしましょう。