生活クラブ
2016年05月28日
安心で豊かな環境や社会を次世代に残す!生活クラブのサステイナブルな暮らし
生活クラブで買えるものは、商品ではなく、消費材と呼ばれていますが、さまざまなこだわりは、サステイナブルな暮らしをする、というコンセプトにもつながっています。一人一人の協力で成り立つことでもありますので、次世代のことも考えた取り組みについて、詳しく見ていきましょう。
目次
サステイナブルってどういうこと?
サステイナブルは簡単に言うと、長く続けていける、という意味合いがあります。毎日の生活の中で必要なものを買うことは、日々繰り返されることとなりますが、快適な暮らしを長く続けていくためには、さまざまな工夫も必要になるでしょう。生活クラブでは、生活することと消費することをセットで考えていて、食べ物、エネルギー、福祉、という3つのポイントで自給と循環をめざしています。自然環境との共生も忘れず、今だけでなく、次世代の環境も視野に入れた取り組みが見られるでしょう。
気になる経済面への工夫について
生活クラブには、みんなで、出資・利用・運営をする、というしくみがあります。出資金を出し合い、共同購入を行い、さらなる利用のしやすさに向けて意見を出し合う、というように、みんなで積極的により暮らしやすい生活をめざして活動していく、という面も見られるでしょう。消費材については、国産の食品へのこだわりもあり、日本の産業を支えることも視野に入れています。
みんなで買うことのメリットとは?
予約共同購入と呼ばれる、みんなでまとめ買いをするしくみによって、生産者の提供のしやすさにもつながっています。買い物の流れの中で、できるだけ無駄を省き、運送にかかるコストの削減にもつながっていますので、メリットは複数挙げられるでしょう。これらのしくみが、新鮮な食材を購入できることや、価格の安定へとつながりますので、利用する側にとっても、長く続ける上での嬉しいしくみです。
続けていくためには、安全性も大切
毎日の生活を長く続けていくためには、食にまつわる安全性も大切なポイントです。生活クラブでは、安定した価格だけでなく、安全な食べ物の提供についても力を入れていますので、これらの特徴もおさえておきましょう。独自の安全基準を設けていることや、添加物、遺伝子組換作物、環境ホルモンなどについて、身体に負担になるおそれのあるものはできる限り使用しないことなど、専門的な分野でもこだわりがいろいろあります。
産地や製造法などの情報公開を徹底することや、農薬の削減や放射能対策も心がけていますので、詳しく見て参考にしてみましょう。また、食品を包む素材も、環境ホルモンの影響を受けにくいものが選ばれているなど、食品そのものだけでなく、パッケージにもこだわりが見られます。
ビオサポについて
生活クラブの中では、ビオサポ、と呼ばれる取り組みも行われています。食品はただ購入するだけでなく、どのように生かすか、ということも必要になりますね。こだわりのある食材の力をさらに生かせるように、レシピの紹介や共有、調理技術のコツなどのアドバイスの提供、学習会の開催、なども行われていますので、買った後のサポートも参考にしてみましょう。
環境を大切にすることも、サステイナブルな暮らしのための要素
環境問題は日々問題視されることがありますが、環境への配慮は忘れずに気を付けたいポイントです。生活クラブでは、ラップやフィルムなど、食品を包む素材は、燃やした時にダイオキシンが出ないものを使用すること、空きびんを繰り返し使うリユースなども行われていますので、利用の際には、このような取り組みに協力することも視野に入れていきましょう。ごみを減らす取り組みである、グリーンシステムでは、ほかにも、牛乳キャップのリサイクル、ピッキング袋のリサイクル、などが行われています。