コープデリ
2016年07月08日
コープデリが取り組む佐渡トキ応援お米プロジェクト!コシヒカリを買ってトキを応援
自然破壊が進んだことで、多くの生き物が命を落としています。自然が破壊され、安全に住む場所をなくしてしまったことで、昔は当たり前にいた生物も絶滅の道をたどっています。トキも、そんな絶滅の危機に瀕している動物の一種です。コープデリでは、トキを守るための活動にも力を入れています。
トキってどんな鳥?
薄紅色のキレイな羽が特徴のトキは、昔はどこにでもいる珍しくない鳥でしたが、自然破壊が進んでいくにつれて激減してしまいました。トキは、新潟県の県の鳥、佐渡市と輪島市の市の鳥といわれており、激減してしまった今も尚愛されています。現在では、中国との協力のもと、人工繁殖させたトキを自然に帰す活動に力を入れています。
いい田んぼを作ろう
佐渡市では、生きものをはぐくむ農業に力を入れており、この活動のひとつに、「佐渡トキを守る会」などで実施されている「生き物にいい田んぼ作り」があげられます。生き物にいい田んぼとは、化学肥料や農薬などを使わずに栽培をしている田んぼのことです。化学肥料や農薬や、農作物を害虫や害鳥・病気から守ってくれます。昔は、トキも田んぼを荒らす「害鳥」といわれてきました。そんな害鳥を駆除するためにも、農薬や化学肥料などが使われることは当然のこと思われてきました。
しかし、化学肥料や農薬など、本来は自然界にはないものを使うことで、田んぼや農作物、そこに住む生きものにさまざまな影響を与えているのです。
現に、農薬などによって田んぼからは生き物が消え、トキもこうして自然界から姿を消してしまい、絶滅の危機にさらされています。このように、虫や動物を駆除したり遠ざけたりすることで進めていく農業は、虫や動物だけでなく、最後には自分自身や地球までもダメにしてしまう恐れがあります。
そこで、最近では田んぼにすむ虫や鳥などすべての生き物の力を借りながら進める田んぼ作りに注目されるようになりました。これまで駆除されてきたかえるやどじょう・クモなどを、そのまま生かしていくことで、農作物についた有害な虫をそれらの生物が食べてくれるため、余分な農薬を使うことなく田んぼ作りをすることができるようになりました。かえるやどじょうなどの生き物は、トキのエサにもなるため、トキにとっても住み心地の良い環境になってきているといえます。このように、田んぼの環境を整えて、田んぼに生息する生き物を大切にすることこそが、トキの命を守ることに繋がるということです。
トキが田んぼに戻ってくることは、田んぼの生態系が守られている証拠であり、それは人間にとっても安心できる環境であるということなのです。佐渡では、田んぼを冬でもトキがエサを食べられる「ふゆみずたんぼ」が増えてきており、年中田んぼに水を張っている状態にしています。トキが再び自然に帰ってこられる環境を、島をあげて作り上げているのです。
佐渡トキ応援お米プロジェクトとは?
トキが自然で生きていくためには、自然の環境を大切にすることが一番です。コープデリでは、美しいトキが自然界で再び繁殖していくための活動を応援しています。それが、「佐渡トキ応援お米プロジェクト」です。
「CO.OP新潟佐渡コシヒカリ」を購入すると、お米1kgにつき1円を「佐渡市トキ環境整備基金」に寄付することができます。私達の食事に欠かせないお米を食べながら、トキが生きていく環境を作るお手伝いをすることができるのです。
まとめ
直接的にトキの繁殖を応援することは難しいかもしれません。しかし、コープデリで「CO.OP新潟佐渡コシヒカリ」を購入することで、食卓からトキの繁殖の応援をすることができます。トキにとって住みよい環境は、私達人間にとっても安心できる環境といえます。美しいトキをもう一度自然の中で見られるようになるために、コープデリのCO.OP新潟佐渡コシヒカリを購入して応援しましょう。